建物外壁に設置してある換気扇が雪の重みで壊れていました。電源配線も途中で切れていました。危険な状態だったので配線をとりはずしました。
屋外電気設備の制御ボックスが雪の重みで電柱からはずれてしまいました。電線がつながっているのでなんとか落ちずにぶら下がっています。
春になったら屋外の点検が必要です。
こんなになったら要注意
豪雪の魚沼、久しぶりの晴天です。芸術的?な電柱だったので思わずパチリ。
高圧電線の構内引き込み電柱です。
電柱には開閉器や避雷器などの大切な設備が取り付けられています。これらが雪の重みで壊れてしまうことがあります。写真のようになったら除雪をお願いします。
でも決して素人が棒などでさわらないようにしてください。電気工事業者に依頼してください。
絶縁油の劣化
変圧器の中には絶縁油と呼ばれる油がいっぱい入っています。この油が内部の機器が高電圧でショートしてしまわないように守っています。写真の右側は新品の絶縁油です。これが過負荷などで過熱してしまうと劣化し左側のように変色してしまいます。このまま使用を続けれると変圧器の破損や火災の原因になります。
早めの絶縁油の交換が必要です。
変圧器は正しく使用すればこのように絶縁油が劣化することもなく、半永久的に使用できます。負荷に適合した容量の変圧器を使用することが大切です。
*写真左は絶縁油の検査のために年次点検時に採取したものです。下部に黒い沈殿物もあります。
雑草に注意 その2
某スキー場の構内柱です。
夏は電気を止めているので点検の必要はないのですが、雷などによる事故もあるのでたまには確認にいきます。そしたらこんな状況です。
雑草のツルがどんどん上にのびて高圧線に近づいています。引っ張ってもとれません。仕方ないので根元で切りました。秋までには枯れてなくなるでしょう。
こんな状況になったら要注意です。
キュービクル周囲の雑草が元気な季節です。
ツル性の雑草は下部の換気口から簡単に侵入してしまいます。キュービクル内部で高圧機器に巻きついたら大変なことになります。
停電や機器破損の原因となるからです。
写真のようにならないうちに除草してください。